【WSB 第6戦】ホンダ、ジョナサン・レイが第2レースで3位表彰台獲得

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WSB ジョナサン・レイ選手
WSB ジョナサン・レイ選手 全 4 枚 拡大写真

スーパーバイク世界選手権の第6戦が6月9日、ポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキットで開催。ホンダのジョナサン・レイ(Pata Honda)は第2レースで3位表彰台を獲得した。

第6戦ポルトガル大会決勝は、雲の多い一日となった。そのため、第1レース、第2レースともに最高気温は18度までしか上がらず、6月のポルトガル大会としては、やや気温の低いコンディションとなったが、コース上では、熱戦が繰り広げられた。第1レースは19台が出場し、完走が13台という大荒れの展開。第2レースは18台が出場し、16台が完走というレースだった。

3番手から決勝に挑んだジョナサン・レイは、両レースともにトップグループに加わった。第1レースは、優勝したマルコ・メランドリ(BMW)、2位のシルヴァン・ギュントーリ(アプリリア)、3位のトム・サイクス(カワサキ)、そしてトラブルでリタイアとなるユージェーヌ・ラバティ(アプリリア)らとトップグループを形成、し烈な戦いを繰り広げた。しかし、中盤になってタイヤのグリップが落ちてからは、電子制御のコントロールに苦しみ、9周目には痛恨のコースアウトを喫し、そのままリタイアとなった。

雪辱に挑んだ第2レースでは、好スタートからラバティと2台でトップグループを形成。レース中盤まではラバティをピタリとマークして2番手を快走する。しかし、後半はペースが上がらず、追い上げてきたギュントーリにかわされるが、しっかりと3位をキープ。第3戦オランダ大会以来となる今季2度目の表彰台を獲得した。これでレイは、2009年から5年連続、ポルトガル大会では通算7度目の表彰台を獲得した。

チームメートのレオン・ハスラムは、14番グリッドからオープニングラップ11番手。2周目には10番手に浮上するが、4周目以降はペースが上がらず次第にポジションを落とし、9周目を終えてリタイアした。ハスラムは、第3戦オランダ大会で左足を負傷、前戦ヨーロッパ大会で2戦ぶりに復帰したが、足の状態がよくなく、決勝をキャンセル。今大会は完走を目標に復帰したが、第1レースで完走できず、第2レースは欠場した。

■レース1
1位:マルコ・メランドリ(BMW)
2位:シルバン・ギュントーリ(アプリリア)
3位:トム・サイクス(カワサキ)
4位:レオン・キャミア(スズキ)
5位:ロリス・バズ(カワサキ)
6位:チャズ・デイビス(BMW)

■レース2
1位:ユージーン・ラバティ(アプリリア)
2位:シルバン・ギュントーリ(アプリリア)
3位:ジョナサン・レイ(ホンダ)
4位:ロリス・バズ(カワサキ)
5位:チャズ・デイビス(BMW)
6位:カルロス・チェカ(ドゥカティ)

■ポイントスタンディング
1位:シルバン・ギュントーリ(アプリリア)213P
2位:トム・サイクス(カワサキ)185P
3位:ユージーン・ラバティ(アプリリア)174P
4位:マルコ・メランドリ(BMW)156P
5位:チャズ・デイビス(BMW)133P
6位:ロリス・バズ(カワサキ)119P

《纐纈敏也@DAYS》

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