フォルクスワーゲングループは6月11日、1-5月のフォルクスワーゲンブランド（乗用車）の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は241万台。前年同期比は5.3％増と、引き続きプラスを維持する。
市場別販売は、最大市場の中国（香港を含む）が前年同期比19.6％増の98万台。中国を含めたアジア太平洋地域では、17.6％増の107万台を売り上げる。
また北米は、前年同期比4.4％増の25万2700台。このうち米国は、0.4％減の16万9800台と失速。5月単月実績は3万8013台。前年同月比は1.7％減と、2か月連続で前年実績を下回った。
信用不安が続く欧州は、前年同期比7.3％減の68万8900台にとどまった。地元ドイツも10.4％減の22万9300台と、前年実績を割り込む。これまで好調だったロシアも、1-5月実績は前年同期比4.2％減の6万2600台と後退している。
フォルクスワーゲンブランド（乗用車）の5月単月の世界新車販売は50万3100台以上で、前年同月比は5.5％増と2か月連続の前年実績超え。同社のクリスティアン・クリングラー営業担当取締役は、「経済が不確かな状態が続く中、フォルクスワーゲンの乗用車ブランドは、世界では堅実な成長を示した」と述べている。
