【三菱 eK 新型発売】女性に響け…“キラッと感”にこだわり

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三菱・eK
三菱・eK 全 6 枚 拡大写真

三菱自動車から発売された『eKワゴン』のフロントデザインは、女性を意識したデザインとなっている。

三菱自動車デザイン本部デザイン部エキスパートの松延浩昭さんは、「女性にちゃんと評価してもらえるクルマをつくりたい、女性にちゃんと響くクルマに仕上げるということをかなり意識しました」と話す。

ターゲットは30代から50代の女性といい、「年齢的にもいろいろ経験されている方たち。かつバブルを経験した方もいらっしゃるので、モノに対するこだわりが非常に厳しい世代」と想定。

松延さんは自社内の女性チームに意見を求めたところ、“キラっとする”デザインが必要だと提案があったという、そこで、グリルについては、「光沢のブラックのグリルに、メッキのモールを入れ、これでキラッとまず見せます。ヘッドランプも同じように黒いハウジングの中にメッキを入れて、メッキをキラッとさせました」と特徴を説明する。

最も気を使ったのはヘッドランプのデザインだ。「ヘッドランプの縁にシャープな“アイライン”を引きながらも楕円を入れることで、パチッとした目の表情を表現しました」。また、レンズにポジションランプの配光用のカットを入れているが、普通は縦にカットが入るものを、ダイヤモンドのカットにしている。

松延さんは、「細かいところにこだわりを入れることによって、ターゲットの方たちに響くデザインをつくっていきました。女性がお化粧をするときに、目の周りは非常に神経を使う。そういう感覚でデザインしたのです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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