【プロ・モトクロス選手権 第4戦】ハイ・ポイントの450クラスでビロポトが完勝

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ライアン・ビロポト
ライアン・ビロポト 全 6 枚 拡大写真

ルーカス・オイル・プロ・モトクロス選手権は、6月8日にペンシルバニア州南部のマウント・モリスのハイ・ポイント・レースウェイで行われたゲイコ・ハイ・ポイント・ナショナルの450クラスで、ライアン・ビロポトが第1モトと第2モトの両方を制して完全勝利したことを伝えた。

第1モトではチーム・ホンダ・マッスルミルクのジャスティン・バルシアがホールショットを奪ったが、オープニングラップでビロポトがリードを奪うのにさほどの時間を要さなかった。

モンスター・エナジー/プロ・サーキット/カワサキのタイラ・ラットレイが第1モトのスタートで3番手につけたが、ライアン・ダンジーが激しくチャージしてラットレイをパスし、さらにバルシアも抜き去った。ダンジーは先頭を行くビロポトを追従しようとしたが、遂に最後まで彼を捉えることができなかった。

第1モトを岩が顔に当たるというアクシデンに見舞われて16位で終えたヨシムラ・スズキのジェームズ・スチュアートは、第2モトで勢いを盛り返し、レースの序盤で大きなリードを奪った。ホールショットを獲得したのはトヨタ/JGR/ヤマハのジョシュ・グラントだったが、スチュアートはオープニングラップでリードを奪った。

スチュアートの後方でダンジーとグラントが2番手争いを繰り広げ、第2ラップでダンジーがグラントをパスして、その後グラントとビロポトが3番手のポジションを争うこととなった。ビロポトは順番に前を行く3人のライダーを抜き去り、スチュアートの背後に迫った時、スチュアートのバイクはメカニカルトラブルに見舞われてスローダウンし、そのままリタイアとなってしまった。

ビロポトはそれによってハイ・ポイントでの完全勝利を果たし、ダンジーが両方のモトをそれぞれ2位でフィニッシュして総合2位。ラットレイがやはり両方のモトを4位でフィニッシュ、450クラスのキャリアで初の表彰台に立った。

尚、ルーカス・オイル・プロ・モトクロス選手権第5戦は6月22日にメリーランド州のメカニクスビルで行われる予定である。

■ハイ・ポイント450クラス総合結果

1. ライアン・ビロポト(1‐1)
2. ライアン・ダンジー(2‐2)
3. タイラ・ラットレイ(4‐4)
4. ジャスティン・バルシア(3-7)
5. マイク・アレッシ(10‐3)
6. トレイ・カナード(7-5)
7. ライアン・サイプス(6-6)
8. ジョシュ・グラント(5-8)
9. ジェイク・ウェイマー(8-9)
10. ブロク・ティックル(11-11)

()内は(第1モト順位‐第2モト順位)

■450クラス・ポイント・スタンディング

1. ライアン・ビロポト(193)
2. ライアン・ダンジー(177)
3. ジャスティン・バルシア(148)
4. トレイ・カナード(120)
5. マイク・アレッシ(116)
6. ジェームズ・スチュアート(104)
7. タイラ・ラットレイ(95)
8. ライアン・サイプス(79)
9. ジェイク・ウェイマー(69)
10. ブロク・ティックル(67)

《河村兵衛》

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