日本郵船、船舶の空気潤滑システムが環境賞の優秀賞を受賞

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日本郵船とMTI、空気潤滑システムが環境賞の優秀賞を受賞
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日本郵船は、グループのMTIとともに、船舶の空気潤滑システムが日立環境財団と日刊工業新聞社が共催する2013年度(第40回)「環境賞」で優秀賞を受賞した。

システムは、船舶の省エネ技術の1つとして、空気を船底に送り込み、泡を発生させることによって船舶と海水の摩擦抵抗を低減させるもの。

2010年に日本郵船グループ会社が運航するモジュール船2隻に搭載、2年間の実証実験の結果、平均約6%の二酸化炭素削減効果を確認した。2012年には、より喫水の深い大型船舶への搭載に適している世界初の掃気式空気潤滑システムを同社運航の石炭運搬船に搭載し、貨物の積載量に応じて約4~8%のCO2削減効果を海上試運転で確認した。

同表彰は、1974年に環境庁(当時)の後援により開始した。日本の環境保全活動の発展を図り、持続可能な社会の構築に貢献することを目的に、環境保全に関する調査、研究、開発、実践活動で画期的な成果を上げたか、成果が期待される個人、法人、グループを表彰する。

空気潤滑システムは、今回の受賞のほかにも、2012年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰の受賞や、世界的に権威あるシートレードアワード2013の「クリーンシッピング部門」でファイナリストに残るなど、国内外から高い評価を受けている。

日本郵船グループは、今後も空気潤滑システムの展開を積極的に進め、地球温暖化防止に貢献していくとしている。

《レスポンス編集部》

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