警報機と遮断機が作動した踏切にタクシーが進入、通過列車と衝突

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12日午後11時ごろ、東京都大田区内にある東急電鉄多摩川線の踏切で、警報機や遮断機が作動した後にタクシーが進入。通過中の普通列車と衝突する事故が起きた。この事故でタクシーの乗客3人が打撲などの軽傷を負っている。

警視庁・池上署によると、タクシーは大田区下丸子3丁目付近の都道を走行。前方の踏切は警報機や遮断機がすでに作動した状態だったが、10-15km/h程度のゆっくりとした速度で踏切内に進入。直後に右方向から通過した普通列車(蒲田発/多摩川行き、3両編成)の先頭車両側面部に衝突した。

この事故でタクシーは中破。後部座席に客として乗車していた男女3人が頚部打撲などの軽傷。タクシーを運転していた50歳代の男性と、列車の乗客乗員約300人にケガはなかった。

事故当時、現場付近は弱い雨。列車は下丸子駅に停車する寸前だったために減速しており、速度は30km/h程度だった。警察ではタクシー運転手から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いているが、聴取に対しては「遮断機が下りていることに気がつかなかった」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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