マレーシア政府系企業、時価総額が過去最高に…4050億リンギ、純利益は年12%増

エマージング・マーケット 東南アジア

5月末時点の政府系企業(GLC)17社の時価総額が、過去最高の4050億リンギとなった。

14日に発表されたGLCに関する報告書によると、GLCは国内経済への貢献に加えて域内市場にも積極的に参入している。

GLCの発展を促すGLC変革(GLCT)プログラムは2005年7月の開始から8年が経ち、2012年決算の純利益は合計で52億リンギとなり、前年比25%増加した。年間平均で純利益は12%成長している。

GLCTプログラム開始以降、株主への還元は15%増加した。

GLC17社は▽アクシアタ・グループ▽BIMBホールディングス▽CIMBグループ▽ケミカル・カンパニー・オブ・マレーシア▽マレーシア・エアポーツ・ホールディングス▽マラヤン・バンキング▽マレーシア・ビルディング・ソサエティ▽マレーシアン・リソーシズ・コープ▽THプランテーションズ▽サイム・ダービー▽テナガ・ナショナル▽UMWホールディングス▽アフィン・ホールディングス▽マレーシア航空▽テレコム・マレーシア▽UEMグループ▽ブーステッド・ホールディングス--。GLCTプログラムが開始した当初のGLCの数は20社だったが、合併や分割を経て17社となった。

千田真理子

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