【三菱 eK 試乗】インテリアの進化、嬉しいUVカット…竹岡圭

試乗記 国産車
三菱・eKカスタム
三菱・eKカスタム 全 6 枚 拡大写真
三菱自動車と日産自動車の合弁会社NMKVが企画・開発した軽自動車第1弾ということで、とっても気になっていた『eKワゴン』。やはり全高が高くなったことで、迫力が増しましたね。というか、これまでのeKシリーズは初代からずっと、ゆるいデザインがウリだったので、ガラリと印象が変わったというところでしょうか。

開発にはNMKVの新手法マーケティングを生かしつつ、三菱の50年以上にわたる軽作りのノウハウが投入されているとのことですが、実際のところデザインは日産、技術開発は三菱の力が強かったように感じられました。

特にイマまでのeKワゴンと変わったなぁ~と思うのはインテリア。これまで日産が、わりと得意としてきたソファのようなシートや、最近続々と他のクルマに採用され始めたタッチパネル、これをオートエアコンのスイッチに採用してきたのも目新しいポイント。タッチパネルだと、ツルンとして凸凹がないので、お掃除が簡単なのは女性に嬉しいポイントかもしれませんね。ただし手探りで操作するのはちょっと難しいかも? 

女性と言えば、約99%の紫外線をカットするという、スーパーUVカットガラスをフロントドアガラスに採用してきたのは嬉しいニュースですね。これでフロント合わせガラスが約100%、他のガラスが約94%ということで、クルマの中にいればほぼ焼けない体制が整ったのは嬉しい限りです。

走り味は個人的には、『eKカスタム』の方が好み。低回転域からモリモリというトルクではなく、いつの間にかスピード出てるジャン!というポーカーフェイスタイプなので、速度制限には要注意かもしれません。

ハンドリングはいたって穏やか。限界付近での安定感は抜群なので、雨の日にちょっとスピードを見誤った!なんていうときも、しっかりと落ち着いた動きをしてくれるので安心です。4WDのラインアップも多いので、雪国ユースにピッタリかも。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★

竹岡圭|モータージャーナリスト・タレント
「クルマ&カーライフを楽しもう!」「クルマとエコと生活と」をモットー&テーマに、自動車専門誌を中心に、女性誌、TV、新聞、ウェブなどさまざまな媒体で、「世界中で書いて・喋って・走って」活躍する女性モータージャーナリスト。ラジオのパーソナリティ、TVのワイドショーやバラエティ番組にも出演する。インプレッションのほか、チャイルドシートやカーグッズ、クルマ旅行など、カーライフ全般を女性の視点からレポートする。国や都道府県、高速道路会社等の審議会や委員会の委員を兼任。自動車大学校の特別講師も務める。モータースポーツでは、ドライバーとして耐久レースやラリーレイドなど数々のレースに参戦する。日本自動車ジャーナリスト協会(A.J.A.J.)理事、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

《竹岡圭》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
  2. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  3. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  4. 日産『エクストレイル』e-POWER が走行不能に!…土曜ニュースランキング
  5. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る