【スバル XVハイブリッド 発売】支払総額は300万円アンダー…ノーマルと価格差は約35万円

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XVハイブリッド(写真はアイサイト非搭載車)。カラーはデザートカーキ
XVハイブリッド(写真はアイサイト非搭載車)。カラーはデザートカーキ 全 7 枚 拡大写真

スバルが6月24日より発売を開始した『XVハイブリッド』と、標準車の『XV』との支払総額で、どれだけ違うかを先行販売しているディーラーでチェックした。すると値引きを含めた価格差は約35万円だった。

新たに発表されたXVハイブリッドの車両本体価格は、最上位の「2.0i-L アイサイト」が278万2500円。これに対してほぼ同グレードに相当するノーマルXVの「2.0i-L アイサイト」が246万7500円で、その価格差は31万5000円もある。しかし、XVハイブリッドはエコカー減税が“免税”となるため、その価格差は一気に縮まるものと思われていた。ところが、いざ計算をしてもらうと支払総額はXVハイブリッドが293万2635円で、ノーマルXVは268万1635円(いずれも諸経費でディーラーごとに差あり)。この段階で25万1000円の差。

さらに車両の購入では普通に行われる値引きが加わる。現状、XVハイブリッドの値引きは5万円が上限。対するノーマルXVは15万円ほどの値引きがあり、これによって約35万円前後まで差が開いてしまう結果となってしまったのだ。

差が大きくなった理由はエコカー減税にも原因があった。確かにXVハイブリッドは“免税”となるが、ノーマルXVも“50%減税”が与えられる。この差は自動車取得税で5万2800円、重量税で1万1200円の計6万円4000円ほど。翌年の自動車税がおおよそ半額になるのは共に対象となるため、ここでの差は生まれない。つまり、エコカー減税で両車の値引き差を埋めるほどの差はなかったのだ。

実際の販売状況はどうなのだろうか。XVハイブリッドを先行販売をしてきた状況をディーラーに聞いてみると、「これらの価格差があっても7割の人はハイブリッドを選ぶ」という。一方で「走行距離があまり伸びない人はノーマルを選ぶ傾向にある」とも話す。

ただ、試乗車がない段階ではクルマの乗り味が両車で違うことまでは分からない。24日に発売されたことで各ディーラーには順次、試乗車が配車される。今後、ユーザーが試乗してその乗り味やトルク感の違いを実感すればハイブリッド比率が高まることも考えられる。

《会田肇》

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