ドイツの高級車メーカー、BMWは6月24日、ドイツで7月12日に開幕するアウトドア展覧会において、『コンセプト アクティブ ツアラー アウトドア』を初公開すると発表した。
BMWは2012年9月、パリモーターショー12で『コンセプト アクティブ ツアラー』をワールドプレミア。コンセプト アクティブ ツアラーは、BMWが近い将来、小型MPV市場への参入を示唆したコンセプトカー。コンパクトボディでありながら、広い室内空間を追求しているのが特徴。
小型ボディで広い室内を実現するため、BMWは駆動方式に新たな試みを導入。BMWといえば、これまでFR駆動を基本としてきた。しかし、コンセプト アクティブ ツアラーについて、BMWは「エンジンは後輪を駆動せず、前輪を駆動する」と説明。BMWブランドとして初めて、FF方式を採用する。
コンセプト アクティブ ツアラーのパワートレインはPHV(プラグインハイブリッド)で、フロントにレイアウトした新開発の1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンが、前輪を駆動。リアアクスルに置かれるモーターが後輪を駆動する4WD。しかし、PHVではない通常の市販モデルでは、駆動方式はFFを基本にすると見られる。
BMWが7月12日に初公開するコンセプト アクティブ ツアラー アウトドアは、コンセプト アクティブ ツアラーの発展形。現時点では車両の詳細は公表されていない。BMWは、「今夏、アウトドアレジャー派のニーズを満たすモデルとして企画」とだけ説明している。