アウディ、「e-ガス」工場をドイツに開業…人工メタンガスを市販車に利用

自動車 ビジネス 企業動向
アウディのe-ガス工場
アウディのe-ガス工場 全 1 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカーで、フォルクスワーゲングループ傘下のアウディは6月25日、「e-ガス」工場をドイツ・ヴェルルテに開業した。

e-ガスは、人工メタンガスのこと。アウディは2013年3月、ジュネーブモーターショー13において、『A3スポーツバック gトロン』を初公開。同車は、新型『A3スポーツバック』をベースに、燃料をメタンガスに対応させたモデル。

アウディは2011年から、e-ガスプロジェクトを推進してきた。このプロジェクトの成果を反映させた最新モデルが、A3スポーツバック gトロン。人工メタンガスは、A3スポーツバック gトロンの燃料として活用される。

この人工メタンガスは、風力発電によるクリーンエネルギーを利用し、電気分解で作り出した水素とCO2を混ぜて生産される。アウディはドイツ・ヴェルルテ工場で、年間1000万トンのe-ガスを生産する計画。

アウディの車両開発責任者、Heinz Hollerweger氏は、「我々は未来のモビリティに向けて大きな一歩を踏み出した。アウディはこのような先進技術を持った世界で唯一の自動車メーカー」と語っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る