【パイクスピーク13】三菱、満を持して決勝へ

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パイクスピーク13、練習走行4回目
パイクスピーク13、練習走行4回目 全 3 枚 拡大写真

米コロラド州で開催中のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムは6月28日、練習走行の最終日が行われ、三菱『MiEV Evolution II』のグレッグ・トレーシー選手がEVクラス最速タイムを記録。ボトム、ミドル、トップと3日間かけて走行したすべてのセクションでトップタイムを刻むことに成功した。

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EVクラスの練習走行最終日は、山の中腹部分にあたるミドルセクションを走行。ボトムやトップと比べるとミドルはコースが全体的にツイスティで、タイトなヘアピンも多く現れる。

本来、ハイスピードなコースを得意とするトレーシー選手だが、中腹の曲がりくねった道でも MiEV Evolution IIを繊細にコントロール。無駄のない効率的な走りで2位に約2秒差をつけ、三度トップタイムをマークした。

「3日間連続でEVクラスのベストタイムを出すことができてとても嬉しいです。EV クラスは、増岡浩選手をはじめとする強豪ドライバーが多数出場し競争が非常に激 しい。しかしMiEV Evolution IIのフィーリングは素晴らしく、今日も自信を持って走 ることができました。決勝ではベストを尽くし最高の結果を狙っていきます」と、トレーシー選手。

増岡選手は山の下側部分を走った公認練習走行でトップタイムをマーク。その後3日間の練習走行では、2日連続でトレーシー選手に次ぐ2番手タイムだっ たが、最終日はクラス3位に。

チームメイト以外のライバルに初めて先行を許した が、それでも表情は明るい。増岡選手は「他のチームの選手も徐々に速くなってきましたが、僕もレースに向けて準備は万端です。マシンは現時点で最高の状態にあり、練習走行中セッティングはまったく変えていません。あとは決勝で自分が持つ力をいかに発揮させるか。トレーシー選手と三菱の1-2フィニッシュを実現するために頑張ります」と、落ち着いた口ぶりで決勝に対する抱負を語った。

パイクスピークは29日の休息日をはさみ、30日の日曜日早朝から決勝レースがスタート。まずはバイクのレースを先に行い、その後クルマが走行を開始。改造無制限のアンリミテッドクラス、タイムアタッククラスに続いて EVクラスがアタックを行 う。

《レスポンス編集部》

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