商船三井、国税局が更正処分の異議申立ての一部を認める通知を受領

船舶 企業動向

商船三井は、同社が米国コンテナ・ターミナル子会社に対して行った支払いの一部を寄附金とする更正処分の取り消しを求め、異議申立てを行っていた件で、東京国税局から同社主張を一部認める異議決定通知を受けた。

異議決定の内容は、仮装行為の事実認定による重加算税の賦課決定処分を取り消し、これに伴って、原処分による更正所得金額約42億円のうち約11億円を取り消すとしている。

この結果、地方税を含めた納付済みの法人税等追徴税額(含む、重課加算税)と還付加算金を併せて、当初の納付額約22億円に対し、約10億円が還付される見込み。

当初の仮装行為の事実認定による重加算税の賦課決定処分は取り消されたものの、寄附金認定に基づく原処分の一部は、依然として維持されたまま。このため、同社では、引き続き、寄附金には該当しないと主張して、原処分の取り消しを求める方針。

今後の具体的な納税者救済手続きなどの対応は、異議決定書の内容を検討の上、決定していく。

今回の還付により、第1四半期決算で当期利益が当初見込みより約10億円増加するものの、業績への重要な影響は無いことから、見通しは修正しない。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 衝突試験、1回の費用はおいくら? ホンダ栃木四輪開発センターで見学
  4. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  5. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る