日本民営鉄道協会加盟各社とJR各社、東京都交通局など鉄軌道事業76社局は7月3日、暴力行為防止ポスター「STOP暴力」を共同で制作したと発表した。駅構内に約7000枚、列車内に約5万6000枚掲出する。
駅や列車内での利用者同士のトラブルや、駅員や乗務員など鉄道係員に対する暴力行為が増加していることから、各社が連携して暴力行為の防止を呼びかける。掲出期間は7月12日から9月11日まで。暴力行為は夏季に発生しやすいことから、この時期を重点的なポスター掲出期間とする。
大手民鉄やJRなど26社局の集計によると、2012年度に発生した鉄道係員に対する暴力行為件数は828件。前年より83件減少したが、夜間のほか金曜日から日曜日にかけての発生が顕著で、飲酒を伴った場合に多発する傾向があるという。