【新聞ウォッチ】6月新車販売、首位プリウスを脅かす日産ディズと三菱自eK

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日産 デイズ ハイウェイスター
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年7月5日付

●参院選433人立候補、「ねじれ」「経済」攻防(読売・1面)

●8地域で景気判断上げ、日銀報告アベノミックス効果(読売・2面)

●三菱重、ベトナムに新工場、来夏稼働、航空機部品を生産(読売・9面)

●日産の新型軽、6位、6月新車販売首位はプリウス(朝日・15面)

●節電3年目、トヨタ自前調達で風穴(毎日・6面)

●エジプト・クーデター、日系工場操業停止も(毎日・7面)

●輸入車販売13.3%増、上半期16年ぶりの高水準(毎日・7面)

●企業とスポーツ、ホンダ・伊東孝紳社長「感動と喜び共有を」 (毎日・7面)

●富士山マイカー規制強化(東京・30面)

●ニュース一言、日本自動車部品工業会・玉村会長(日経・13面)

●外国車小型化で快走、VW・ベンツなど好調(日経・14面)

●中国販売ともに3割減、マツダ・スズキ、6月、小型車が苦戦(日経・14面)

●塗装工程を短縮、CO2を3割減、日産、九州工場で(日経・14面)

●三菱自、タイで小型セダン発表(日経・14面)

●格安航空の苦情急増、国民生活センター、予約画面など改善要請(日経・38面)

ひとくちコメント

6月の車名別新車販売ランキングが発表になった。軽自動車を含めた総合順位ではトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)プリウスが2か月連続で首位を維持。2位もトヨタの小型HVアクアだった。

きょうの各紙にも「6月新車販売、2か月連続でプリウス首位」(産経)などと、経済面で取り上げているが、気になるのは台数である。プリウスが前年同月比23.4%減の2万1809台、アクアも19.1%減の2万0294台と大きく落ちこんでいるからだ。

1年前は「エコカー補助金」の恩恵があり、その反動減とみられる。それにしても下げ幅が大きい。アベノミックスは上半期で過去最高のシェアとなった外国車には追い風だが、国産車への波及は鈍いようだ。

6月の新車販売ランキングで興味深いのは、6月に投入した日産自動車と三菱自動車が共同開発した新型の軽自動車だ。日産デイズが1万2232台で6位に、三菱自のeKは旧モデルとの比較で前年同月の約3.7倍の8693台で13位とそれぞれ目標を大きく上回る健闘ぶりをみせた。

ディズもeKも生産拠点は同じ三菱自の水島製作所。いわば異母でなく“異父兄弟”だ。6月の両ブランドの台数を合わせると2万0925台となる。計算の上ではプリウスには及ばなかったが2位のアクアを上回ることになる。課題はこの勢いがどこまで持続するのか。

《福田俊之》

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