【INDYCAR】ポコノのオープンテストで全てのドライバーが自己新記録、最高速は355.6km/h

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
マルコ・アンドレッティ
マルコ・アンドレッティ 全 4 枚 拡大写真

インディカーは7月4日、この日ポコノ・レースウェイで行われたオープンテストで、参加した24台の全ての車が、24年ぶりにインディカーの開催される2.5マイルのサーキットで新記録を打ち立てたことを公表した。

「これらの車はこのサーキットでとても速いね。パフォーマンスのレベルは信じ難いほどだ」と4度のインディカーチャンピオンであるダリオ・フランキッティは語った。

このテストに参加した24台の車の全てが、午前中に行われた3時間のセッションで、1989年8月19日にエマーソン・フィッティパルディの記録した最速ラップである42秒510(211.715マイル/時)を破り、マルコ・アンドレッティが、最高のスピードである220.963マイル/時(40秒7308:355.6km/h)を叩き出した。

「ここは僕の大好きなレーストラックになったね。またマシンにも称賛を与えねばならない。彼等はエアロパッケージで、そしてファイアストーンもまたタイヤの選択で素晴らしい仕事をした。これで良いレースを生み出すと思うよ」とアンドレッティは語った。

インディ500・ポコノ400・カリフォルニア500の全てで優勝するとボーナス100万ドルが出るファジーズ・トリプル・クラウンのチャンスを得ているトニー・カナーンは、2位のタイムである219.802マイル/時(40秒9460)を記録した。またインディカーシリーズのチャンピオンシップをリードするエリオ・カストロネベスが3番手のタイムである、219.123マイル/時を叩き出し、エド・カーペンターが218.788、ライアン・ハンター=レイが218.293と続いた。

トップから最後尾までの差は、1秒1の差となった。160ラップのレースは、7日の正午に開始される予定である。

バラクーダ・レーシングのアレックス・タグリアーニは、「僕はファン達が多くの楽しみを持つと思うよ。なぜならこのコースのレイアウトは長く広いストレートを持ち、多くのパッシングやアクションを作って、そこにメイン・グランドスタンドがあるからだ。だから僕はシリーズと、車がオーバルでどのように反応するかということから、このレースはインディアナポリスのレプリカ(68回のリード変更)になると思うよ。ファン達も喜んでくれるだろう」と語った。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
  2. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  3. 【レンジローバー ヴェラール 新型試乗】ああ、紛うことなくレンジローバーだ…島崎七生人
  4. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る