路線高速バスが約2kmに渡って暴走、運転手が突然死か

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7月4日午前3時25分ごろ、宮城県蔵王町内の東北自動車道下り線を走行していた路線高速バスが暴走。約2kmに渡ってガードレールへの接触を繰り返す事故が起きた。異変を感じた乗客がバスを停止。運転していた37歳の男性は病院で死亡が確認された。突然死とみられる。

宮城県警・高速隊によると、事故を起こした路線高速バスは東北急行バスが運行するもので、3日夜に東京を出発して山形県新庄市に向かっていた。バスは蔵王町平沢赤鬼上付近で路外に逸脱してガードレールに接触。以後、約2kmに渡って道路左右のガードレールに接触を繰り返しながら暴走した。

異変を感じた客が運転手に声を掛けたが反応がなく、運転席に足を入れてブレーキを操作。バスを停止させたという。運転していた東京都板橋区内に在住する37歳の男性は心肺停止の状態で近くの病院へ収容されたが、まもなく死亡。車体下部の荷物室に設置された仮眠スペースで休憩していた交代運転手の35歳男性が足を骨折する重傷。乗客の54歳女性も足を打撲する軽傷を負っている。

バスは事故の約5分前に蔵王パーキングエリア(PA)で車両点検のため一時停止。この際には死亡した運転者が対応していた。暴走はPAを出た直後に始まっており、警察では男性が疾病原因で意識を失ったものとみて司法解剖を行うとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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