e-let'sレンタルして、充電時間0分を体感...e-kuniつくろう鎌倉バイクプロジェクト

モーターサイクル エンタメ・イベント
今年1月に公開された実質充電時間0分を可能にした充電ロッカー(鎌倉市)
今年1月に公開された実質充電時間0分を可能にした充電ロッカー(鎌倉市) 全 1 枚 拡大写真

時代はEV。しかし、エンジンから電気への超えられない壁の1つがバッテリーの充電時間だ。この課題を「充電ロッカー」を使って解決しようとするプロジェクト「e-KUNIつくろう鎌倉バイクプロジェクト」の2013年度事業が始まった。

今回は、スズキの電動バイクe-let'sの1日レンタルをスタート。鎌倉市内を観光しながら、充電ロッカーのシステムを使って、「電欠」の心配のないライディングを体感できる。

e-let'sはバッテリー着脱式の電動バイクで、バッテリーがシート下に収納されている。約4時間で充電を完了して30kmほどの走行ができるが、もし「電欠」になった場合は、充電のために長い待ち時間が必要となる。運転距離が読みきれない観光には不向きだった。

そのためこのプロジェクトでは、充電ロッカーにあらかじめ充電済みの予備バッテリーを用意。バッテリー交換だけで、常にフル状態が可能なシステムを作り上げ、実質の充電時間0分を実現した。

充電ロッカーは市内5か所に設置され、専用のスマートフォンで各ロッカーの中にあるバッテリーの充電状態を、その場所にいなくてもチェックすることができる。このスマホは交換時にはロッカーの鍵の役割も果たす。

利用者がロッカーに充電の必要なバッテリーを入れ直せば、それがフル充電された頃に再び別の利用者に使われるという仕組みだ。

このプロジェクトは環境省地球温暖化対策技術・実証研究事業として昨年度から始まり3か年を予定している。

レンタルは今年12月15日まで可能だ。利用は8時30分~18時まで。予約はプロジェクトのHPから。ヘルメットの貸し出しもある。レンタル料は1台2000円。貸出場所を中心に鎌倉地区で1日4台、大船地区で同2台を用意している。e-let'sの運転には原付免許、または普通免許が必要だ。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. ヤマハ、V4エンジンを搭載した新型「YZR-M1」を初公開! MotoGP サンマリノGPに投入へ
  4. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  5. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る