日本郵船、LNG船で重大事故発生を想定した対応訓練を実施

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日本郵船、LNG船で事故発生を想定した対応訓練を実施
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日本郵船は、グループが運航管理するLNG船で重大事故が発生したとの想定で対応訓練を実施した。

同社グループでは、1997年7月に発生した大型タンカー「ダイヤモンド・グレース」の油流出事故を教訓に、毎年7月1日から2カ月間、すべての社員に安全運航の重要性を再認識させるキャンペーン「Remember Naka-no-Se」を展開しており、今回の訓練はこの一環として実施したもの。

訓練では、LNG船が東京湾を航行中にブラックアウト(船内停電)が発生して航行不能に陥り、その後、内航プロダクトタンカーと衝突したと想定。相手船に火災が発生し、乗組員が行方不明となり、船の船体右舷前方に破孔が生じて、バラストタンクに海水が流入した状況への対応に当たった。

LNG船から船舶管理会社への緊急連絡により、同社と管理会社で合同事故対策本部を設置した。衝突した相手船の火災鎮火を早期に行うため、関係各所に連絡と、合同事故対策本部で事故対応に当たった。

また、LNG船で発生したブラックアウトについて、限られた時間で電源を復旧するため、応急処置を実施した。

事態の進展に合わせてプレスリリース配信し、メディアからの問い合わせ対応訓練と模擬記者会見を実施した。

今回の訓練では、同社と同社グループの船舶管理会社NYK LNGシップマネージメントが参加し、事故発生以降の迅速な情報収集や、関係者との連携、プレスリリースや記者会見を通じた社会への迅速、正確な事故状況を説明する重要性を再確認したとしている。

同社では引き続き、安全運航と環境保全を最優先した企業活動を展開していくとしている。

《レスポンス編集部》

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