【新聞ウォッチ】三菱自、“出戻り”アウトランダーPHEVのリコール作業を公開

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三菱・アウトランダーPHEV
三菱・アウトランダーPHEV 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年7月9日付

●就職解禁「大学3年3月」経団連「指針」現2年生から、1300社対象(読売・2面)

●三菱自、工場でリコール作業、電池不具合品質問題、信頼回復急ぐ(読売・8面)

●F1登竜門佐藤トップ、AUTOGP折り返し「差わずか気抜けない」(読売・17面)

●景気判断上方情報修正へ、日銀「回復」盛り込み検討(朝日・9面)

●「現代美術の支援、日本への恩返し」新賞創設、日産・ゴーン社長 (朝日・33面)

●「ハチロク」車好き呼び込め、販売開始から1年超トヨタ異例てこ入れ (毎日・8面)

●日カナダETP交渉自動車関税など議論(産経・10面)

●「自動ブレーキ」で保険料を割り引き、アメリカンホーム、9月以降契約(東京・7面)

●日野自、営業益2倍、4~6月300億円、海外販売が好調 (日経・1面)

●日産の新型軽1か月で3万台,受注、目標の4倍 (日経・11面)

ひとくちコメント

自動車工場の組み立て作業の工程などを報道陣に公開することは珍しくないが、三菱自動車は岡崎工場で実施中のリコール(回収・無償修理)の交換作業の様子を一部のメディアに公開したという。

同社では発売直後に家庭で充電できるプラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」の電池の一部が溶けるなどの不具合が発覚し、現在、生産・販売を中止する一方で、回収したアウトランダーPHEVのリコール作業を岡崎工場内で進めている。

きょうの毎日を除く各紙が取り上げているが、日経によると、「工場で確実に交換作業をして顧客に車を返し、安心して乗ってもらえるようにしたい」(益子修社長)というのが異例の公開に踏み切った理由のようだ。リコールの対象台数4313台で、このうち、1390台の作業が終了したという。

まさに「ピンチをチャンスに生かす」という手法のようだが、これまでの閉鎖的な体質を改めて、オープンにすることで信頼回復を目指す狙いもある。受注残は海外販売分も含め約1万8200台にのぼるとみられており、すべての交換を終了後、夏休み後の8月にも「現状の2倍の月4000台」で生産を再開する方針だという。

《福田俊之》

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