日本自動車部品工業会と日本政策投資銀行(DBJ)は、5月に共同で設立したサプライチェーン・サポート(SCS)がJ-STARが運営するファンドとともに、東海トリムホールディングスに優先出資したと発表した。
SCSが運営するファンドは、東日本大震災に伴うサプライチェーンの分断を機に、日本の基幹産業である自動車産業のサプライチェーンを支える企業に対し、資本性資金を含む長期安定資金を供給することを通じ、同産業の震災からの復興、事業再構築・再編等を支援することを目的に設立した。
東海トリムは、四輪車と二輪車用シートカバー、各種帆布製品の縫製加工受託事業を展開している。早くから海外進出を推進し、グローバルな生産体制を構築している。
今回の優先出資は、厳しい事業環境の中、積極的・機動的な投資戦略を採る財務基盤を確立することで、東海トリムの成長を後押しするのが目的。