防衛省統合幕僚監部は、2013年度第1四半期(4-6月期)の緊急発進(スクランブル)実施状況を発表した。
第1四半期の緊急発進回数は115回で、前年同期と比べて33回増加した。推定を含めて、緊急発進回数の対象国・地域別の割合は、中国機が約60%、ロシア機が約27%、北朝鮮機が約8%だった。尖閣諸島問題から、中国機が大幅に増えた。
ロシア機に対する緊急発進数は31回で前年同期から31回減少したものの、このうち3件は日本の領空に沿って長距離飛行するなど、特異な飛行だった。哨戒機が多かった。
中国機に対する緊急発進は69回で前年同期から54回増加した。戦闘機が多かった。
また、北朝鮮機に対する緊急発進は、4年ぶりに9回実施した。
領空侵犯の事例は無かった。