フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは7月12日、車載向け次世代ドライバ・アシスト・システム(ADAS)ソリューションの実装実験を、SUPER GT 第4戦 SUGO GT300kmレースより本格始動すると発表した。
今回の実装実験では、スピード、エンジン回転数、ハンドル舵角、車両姿勢(傾き)などの車両情報や、走行中の車両周辺情報、ドライバーの発汗や心電、筋電などのドライバー情報を取得。取得した各種情報を、車内モニタやクライドサーバーへ有線/無線通信で転送し解析する。
今回フリースケールは、レースやレーシング・チームへ支障のない範囲で実装実験を行うことで、SUPER GTを運営するGTアソシエイションの了解を得た。ADAS実装実験は、将来一般車への普及も想定される技術であり、レーシングカーおよびドライバーの安全対策にも応用が期待されている。