【INDYCAR 第13戦】ディクソン、連勝で10万ドル獲得…琢磨は終盤にもらい事故

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
これでポイントランクでも首位の背中が見えてきたディクソン。写真:IndyCar
これでポイントランクでも首位の背中が見えてきたディクソン。写真:IndyCar 全 12 枚 拡大写真

前日に続くダブルヘッダーで開催されたインディカー・シリーズ第13戦決勝(現地14日、トロント市街地)は、スコット・ディクソンが完勝。3連勝を飾り、トロント完全制覇による特別賞金10万ドルも獲得した。佐藤琢磨は終盤の多重事故に巻き込まれて20位。

【画像全12枚】

前日の勝利の余勢を駆ってポールポジションからスタートしたこの日のディクソン(#9 Chip Ganassi Racing/ホンダ)に、敵はいなかった。インディカーでは初のスタンディングスタートも無難にこなしてトップキープ、その後も独走といえる展開で、終盤になって発生したフルコースコーションによる2回のリスタートも彼の勝利を妨げる障壁にはならなかった。85周の決勝レースを完全支配したといっていい圧勝である。

「トロントで勝ちたいと思っていたが、去年までは勝てず、ダブルヘッダーとなった今年、連勝できて本当に嬉しい。今週は第1レースの予選以外、なにもかもがスムーズに運んだね。次のミッドオハイオは得意コース。4連勝を狙っていくよ」。3連勝達成、トロント連勝によるボーナスも獲得し、さらにはポイントランクで2番手に浮上したディクソンは首位と29点差。03年と08年に続く自身5年ぶり3度目のタイトルの可能性も見えてきている。

ポイントリーダーのエリオ・カストロネベス(#3 Team Penske/シボレー)が今回2位。そして3位にはセバスチャン・ブルデー(#7 Dragon Racing/シボレー)が入り、前日の2位に続く表彰台ゲットとなった。4位はダリオ・フランキッティ(#10 Chip Ganassi Racing/ホンダ)、5位はE.J.ヴィソ(#5 Team Venezuela/Andretti Autosport/HVM/シボレー)。

予選15位だった琢磨(#14 A.J. Foyt Racing/ホンダ)は、レース前半のうちに7位まで順位を上げた。72周目のリスタート後に少しポジションを落としはしたものの、トップ10圏内を走っていたのだが、残り2周でのリスタート時に上位のウィル・パワー(#12 Team Penske/シボレー)、ライアン・ハンターレイ(#1 Andretti Autosport/シボレー)らの交錯に巻き込まれ、典型的な“もらい事故”でレースを終えることになってしまった(リザルトは20位)。

「チームとして素晴らしい仕事をしたというのに、それに見合わない残念な結果。(最後は)不運だった」と琢磨は語った。そして今後に向けては「エンジニアとチームクルーの努力でマシンは前日より断然速くなっていたが、それでもまだトップグループとは差があったことも事実。さらにハードワークを重ねていかないといけない」と展望している。シリーズランクは13位、首位とは168点差。チャンピオン争い復帰は厳しくなったかもしれないが、シーズン2勝目を目指し、再浮上してほしいところだ。

中2週のインターバルを前に、インディカーはシリーズの約3分の2を終了。調子を上げてきたChip Ganassi Racingとディクソン、そしてホンダが、このままシーズンの勢力図を塗りかえるのかどうか。終盤戦の幕開けとなる第14戦ミッドオハイオは8月4日決勝である。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産自動車・人事情報 2025年11月1日付
  2. 「初代と瓜二つ」ルノー『トゥインゴ』新型、初代に着想を得たデザインが話題に!
  3. 「日本一“ちょうどいい日産車”」小型セダン『セントラ』の進化に日本のファンも「気合い入りすぎw」と注目
  4. 「ウイングいかつすぎ」「ホイールどうなってんだ」ド迫力デザインと圧倒的性能、ポルシェの最新「マンタイキット」にSNS興奮
  5. BMX風デザインに注目! ヤマハの新型“小径”電動アシスト自転車に「かなりイカしたフォルム」「ミニモト感は好み」とSNSで反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る