6月のフィアットグループ欧州販売、13.6%減…500とパンダがAセグメント首位
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ブランド別では、主力のフィアットが前年同月比6%減の5万4351台と、3か月連続のマイナス。そんな中、『500』シリーズが6月、欧州Aセグメントで14.2%の市場シェアを確保。新型『パンダ』も、市場シェアを12.5%とした。フィアットによると、この2車種の合計シェアは欧州Aセグメントで最大になるという。追加投入された『500L』の効果も大きい。
一方、ランチア/クライスラーは、前年同月比33.2%減の6478台と、12か月連続で減少。アルファロメオも34.1%減の5902台と、前年実績に対して、23か月連続のマイナスが続く。クライスラーグループ傘下のジープも、前年同月比32.1%減の1850台と、6か月連続の前年割れ。
国別の販売実績では、英国とスペインが好調。6月の市場シェアは英国が3.2%、スペインが4.3%とした。それぞれ、シェアを拡大。
また、高級スポーツカーのフェラーリとマセラティは6月、欧州で合計423台を売り上げた。
《森脇稔》