【フィット プロトタイプ】ハイテン材多用で車体は10%軽量化

自動車 ニューモデル 新型車
ホンダ フィットHV(プロトタイプ)
ホンダ フィットHV(プロトタイプ) 全 6 枚 拡大写真

ハイブリッド車(HV)では世界最高となるなど、次期『フィット』シリーズはいずれも燃費性能を高めている。そのひとつの原動力となったのが車体の軽量化だ。

ホワイトボディーと呼ばれる塗装前の車体の重量は、現行車よりおよそ10%軽量化して約230kg(国内仕様車)になったという。本田技術研究所四輪R&Dセンターの田中健樹主任研究員によると「ハイテン材(高張力鋼板)の大幅な見直しなど」によって、1割程度の車体軽量化につなげた。

一般的にハイテン材と呼ばれる引っ張り強度が440MPa(メガパスカル)級以上の鋼板と、強度が極めて高いホットスタンプ材を合わせた比率は重量ベースで56%程度になった。ハイテン材の重量比率は現行車とほぼ同等だが、従来は使用していなかった超ハイテン材と呼ばれる770MPa以上の鋼板を新たに採用することで質的な内容を高め、軽量化につなげた。

高温状態でプレス加工するホットスタンプ材はフィットでは初採用であり、田中氏によるとフロントおよびセンターピラー、さらにサイドシルの構成材に使用したという。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 唯一無二の4気筒250cc!カワサキ『Ninja ZX-25』初の特別仕様「RR」登場に「よっ!待ってました」の声
  3. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  4. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  5. ランボルギーニの新型スーパーカー、初のカスタマイズ仕様「ポルト・チェルヴォ」公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る