【テクノフロンティア13】日本精工、視覚障害者向けロボットを2016年度に実用化

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日本精工の視覚障害者向け盲導犬ロボット
日本精工の視覚障害者向け盲導犬ロボット 全 4 枚 拡大写真

日本精工は最新のテクノロジーが集まる「テクノフロンティア2013」(7月17日~19日)に視覚障害者向けの盲導犬ロボットを出展。今年度中に病院での実証実験を開始し、16年度の実用化を目指す。

同社はベアリングなど自動車関連部品を製造する会社として知られるが、2007年に新たなことにチャレンジする目的でロボットの開発に着手。数々の試作品を経て、2012年にさがみロボット産業特区と連係して盲導犬ロボットを開発した。今回展示したロボットは、それをさらにバージョンアップしたものだ。

このロボットの特徴は、非常に操作が簡単なこと。グリップを進み方向に倒すだけで動くのだ。なにか障害物や段差があると、赤外線センサーがそれを感知し、音声で案内しつつ停止する。そして、向きを変えて安全なほうに誘導する。

「人が望む速度で案内を受けられるので、歩かされる感がなく、安心して使ってもらえると思います。今後はナビを装備したり、デザインをもっといいものにしようと考えています」と同社関係者は話す。

ただ、平らなところしか進むことができないので、病院など屋内での施設案内が中心となるそうだ。現在、盲導犬待ちの視覚障害者は数千人いると言われており、この日本精工のロボットに大きな期待が寄せられている。

《山田清志》

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