【テクノフロンティア13】東工大の遠隔手術支援ロボット、感触が指先に伝わる

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東京工業大学の手術支援ロボット、マスター側
東京工業大学の手術支援ロボット、マスター側 全 3 枚 拡大写真

最新の技術を集めた展示会「テクノフロンティア2013」で来場者の注目を集めたのが、東京工業大学の手術支援ロボットだ。なにしろ遠隔操作できるうえ、操作側に手術時の感触が指先に伝わるのだ。

これを可能にしたのが、独自開発の空気圧駆動である。それをスレーブ側のロボット鉗子につけ、触れたものの感触に応じて空気圧を変化させるようにした。その結果、マスター側の操作者は実際に触れているかのように感じることができるという。

「遠隔操作で画面を見ながら手術を行う際、患部にかかる力が操作側に伝わるため、患部を傷つけるリスクもずいぶんと低減すると思います」と同大学関係者は話し、現在、日本と米国との間で遠隔操作の実験を行っているそうだ。

しかも、このロボットは小型でコストも安くすむというのだ。現在、病院などで導入されているこの種のロボットは、米国製で非常に大がかりなもの。価格も1台3億円で、1年間のメンテナンス費用が2500万円もかかる。それが、東工大のロボットでは数千万円ですむという。「3~4年後にはぜひ実用化したい」と同大学関係者は熱く語っていた。

《山田清志》

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