【宇宙資源展】資源を使いつくした時、世界はどうなるか

宇宙 エンタメ・イベント
ナウル共和国の現状
ナウル共和国の現状 全 7 枚 拡大写真

東京文京区・本郷の東京大学総合研究博物館にて、夏休み特別展示『宇宙資源 Pie in the sky』展が7月20日より始まる。宇宙の資源探査に関連する展示は、地上の資源を考えるところから始まる。

「肥料でできた島」とも呼ばれ、鳥の糞が堆積してできたリン鉱石を掘るだけで豊かな国となった南太平洋の島国、ナウル共和国は20世紀中に資源をほとんど掘りつくし、世界の最貧国となってしまった。宇宙資源展を企画した東京大学・宮本英昭准教授はナウルを訪問し、その現状を視察。資源を使いつくした世界を考える一例としてパネルを展示している。

「地球の歴史を1年にすると」産業革命が起きたのは12月31日の深夜2秒前だという。2秒の間に人間はどれだけの資源を消費してきたのか、鉱床資源と地球の歴史をたどる。

地球に資源はまだあるが、利用できる形で取り出すことができて、経済的にペイする高品位鉱床は枯渇してきている。その種類と現状を知らなければ、宇宙に資源を求める意味がない。もちろん、眺めるだけでも楽しい鉱物サンプルも展示されている。

《秋山 文野》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 「赤色くるー!!」2026年モデルのカワサキ『エリミネーター』に熱視線!新カラー&グラフィック追加へ
  5. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る