NTN、工学院大学のソーラーカーレース参戦車両に特別仕様の軸受を提供

自動車 ビジネス 企業動向
工学院大学のソーラーカー
工学院大学のソーラーカー 全 2 枚 拡大写真

NTNは、10月にオーストラリアで開催されるソーラーカーの世界大会「ワールド・ソーラー・チャレンジ」に出場する工学院大学の車両に特別仕様の軸受を提供すると発表した。

【画像全2枚】

NTNは、これまで同大学工学部機械工学科とトライボロジー研究会で交流を深めており、今回、同大会に初出場する同大学に対し、学生の「もの造り」活動支援の一環として、モータ用および車軸用軸受を開発した。

ワールド・ソーラー・チャレンジは、太陽光のみを動力源とし、オーストラリアのダーウィンからアデレード間の砂漠地帯3021kmを走破するタイムを競う世界最大級のソーラーカーレース。1987年に開催されて以来、20年の歴史ある大会で、世界中から多数の大学および企業が参加する中、工学院大学は初優勝を狙う。

ソーラーカーは、太陽光を電気エネルギーに変換し、電気モータでタイヤを回転させて走行する電気自動車。太陽電池から得られる電力のみで長距離を走行するためには、電力ロスの少ない構造が必要となる。

今回、NTNが開発した深溝玉軸受は、一般的なJIS-0級から等級が2段階高いJIS-5級を確保し、回転精度の向上を図った。また、鋼球をセラミックボールに変更、転走面の曲率を最適化することにより接触面積を減らし低トルク化を実現。また、攪拌抵抗の少ない低粘度グリースを採用したことで、回転トルクを従来品比50%低減した。さらに、砂漠地帯の走行に備え、鋼板シールドから非接触ゴムシールに変更し、耐異物侵入性を向上させた。

NTNの軸受は、駆動輪モータ部のほか、従動輪の車軸にも使用され、回転トルクを低減したことで少ない消費電力で高速走行を実現すると同時に、高い航続性能にも貢献する。

《纐纈敏也@DAYS》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【BYD シーライオン6 AWD 新型試乗】ターボエンジン搭載、コスパ最高のプラグインハイブリッドSUV…中村孝仁
  2. 40系アルファード・ヴェルファイア用「ジュエルヘッドランプULTRA」、OPアクションやLEDライトバー搭載
  3. スズキ『eスカイ』は“時代に残る一台”をめざす…8月の新型車記事ベスト5
  4. マツダ『CX-3』存続が確定! 12年ぶり刷新へ、2027年登場の次期型デザインを大予想
  5. トヨタ『ルーミー』一部改良、スマートアシスト強化…「アナザースタイルパッケージ」も新設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
ランキングをもっと見る