7月24日、メルセデス・ベンツ日本は都内で新型4ドアクーペ『CLAクラス』の発表会を行った。
同社は、今年上半期に全世界で69万4433台の販売数を達成し、半期の記録を更新している。日本国内では約2万4000台で、前年比24%増となった。
上野金太郎代表取締役社長は「2013年はEクラス、Aクラスと良いタイミングで新型車の投入ができている。国内の景気回復を受けて秋口から年末に買い替え需要も高まると予想されるが、そのタイミングでこのCLAクラスを含め、実用的なラインナップを複数持っていることは強みになる」と述べた。
販売台数の増加に対しては、「新車整備工場が一つしかないので、今後はそれを補填する施設を検討しなければならない。また、社内では"メルセデス=愛されるブランドであること"を徹底している。安全性・アフターサービスの充実や、メルセデスベンツ・コネクションのようなお客様との接点を持つ場の設置を検討し、更なる向上を図りたい」とした。
また業績好調に応じた雇用増加や販売現場の改変について、「現在と同じ人数で5万台を販売した時期もあるので、すぐに雇用を増やすのではなくITやネットワークの強化によって対応したい。一方、実店舗におけるセールスマン効率は、以前から欧米に比べて低いと指摘されている部分でもあるので、改善していく必要がある。いわゆるセールスマンだけでなくアドバイザー等、どのような人材を配置するかについても検討しなければならないと考えている」と語った。
多数のバックオーダーを抱えている『Aクラス』については、「おかげさまで販売は好調に推移している。バックオーダーは徐々に解消できており、多少の販売増減はあるだろうが(2013年4月の)消費税率改定までには受注残は消化できると考えている。お待ちいただいているお客様には、販売店からこまめに連絡を取らせていただいており、ご迷惑をおかけしないように努めている」とコメントした。