【新聞ウォッチ】ご当地ナンバー、「世田谷」の導入にモノ申す

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第1弾で採用された富士山ナンバー
第1弾で採用された富士山ナンバー 全 1 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年7月25日付

●TPP関税議論停滞、日本、出遅れ挽回に余地 (読売・1面)

●値上げが止まらない、東電・東ガス、ガソリン157円 (読売・2面)

●デジカメ低迷業績下方修正、キヤノン (毎日・7面)

●トヨタとフォードHV共同開発中止(産経・10面)

●トヨタ、インドネシアに新エンジン工場 (産経・10面)

●デトロイトルポ、相次ぐ米自治体破たん (東京・3面)

●ご当地ナンバー11地域導入審査、国交省 (東京・6面)

●郵政・アフラック提携、ガン保険共同開発 (日経・1面)

●欧州高級車中国で攻勢、成長市場で足固め (日経・7面)

●日産、高級車4割増産、今年度、北米輸出好調で (日経・11面)

●新型クーペ「CLA」発売、メルセデス・ベンツ (日経・11面)

●志望したい大学明大が首位守る (日経・38面)

ひとくちコメント
自動車のナンバープレートに希望する地名を表示できる、いわゆる「ご当地ナンバー」の追加導入に向けた有識者審査会が7月26日に開かれるという。

国土交通省が発表したもので、きょうの東京などが取り上げている。対象は地方自治体が応募した岩手県の「盛岡」「平泉」や福島県の「郡山」(福島)など8都県の11地域。審査結果を踏まえて8月中に新ナンバーを決定、2014年度から交付を始める方針だそうだ。

この「ご当地ナンバー」だが、導入に関係ない地域外の住民にとっては、単なる“高みの見物”だが、申請済みの11地域の住民は気がかりである。現に筆者の住む「世田谷」も応募しており、ご当地ナンバーの導入については関心がある。

しかし、結論から言えば、現在の「品川」ナンバーで結構。新ナンバーの「世田谷」には反対である。反対する理由は、創設の目的である「地域振興や観光振興」とは、あまり結びつかないと思うからだ。

世田谷といえば、区内にはすでに知名度の高い「下北沢」や「三軒茶屋」それに、閑静な住宅地として知られている「成城」や「上野毛」などの地域がある。ご当地ナンバーを導入したとしても、グルコサミンなどのコマーシャルでおなじみの健康食品会社のブランド力が高まるぐらいで、住民への還元は少ないとみられるからだ。

しかも、地方にマイカーでドライブに行っても、メリットは何もない。かえって「世田谷」と特定されることのほうがプライバシーの上でも問題が多いのではないだろうか。あるアンケート調査では8割が導入に「賛成」というデータもあるが、 “地域エゴ”と言われても、区民の1人として筆者自身は「反対」する。

《福田俊之》

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