BASF、耐加水分解性PBTの新規グレードを発表

自動車 ビジネス 企業動向
ハウジング部品
ハウジング部品 全 1 枚 拡大写真

独BASF社は、ドイツで開催された「国際プラスチック・ゴム産業展」において、自動車用電装品向け、耐加水分解性ポリブチレンテレフタレート(PBT)の新規グレード「ウルトラデュアーHRグレード」を発表した。

ウルトラデュアーHRグレードは、湿気のある環境条件下でも加水分解しないよう最適化されたPBT材料。その特性により、特に耐用年数が長く、厳しい条件下での作動に耐える必要がある部品の製造に適しているという。

今回発表する2種類の新規グレードは、ガラス繊維を30%配合した強化グレード「B4330 G6 HR」と、ガラス繊維を15%配合した強化グレード「B4330 G3 HR」。両グレードとも耐加水分解性加工を施していない製品と比べ、優れた耐加水分解性を備えており、さらに他の耐加水分解性を持つ競合材料を上回る性能を有している。

また、特性プロファイルが大幅に向上したことにより、これまでPBTが使用されていなかった、電気自動車における高圧電路の充電プラグ、バッテリースタック、プラグのハウジングなどへの使用にも対応するという。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  3. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る