【新聞ウォッチ】ヤンマー、フェラーリをイメージしたトラクター開発

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年7月26日付

●TPP早期妥結へ協力、日・マレーシア首相一致 (読売・1面)

●ダイハツ新車攻勢軽スポーツカー復活 (朝日・10面)

●フェラーリ風トラクター、ヤンマー「かっこいい農業」イメージ (朝日・10面)

●日産の販売数減、円安効果で増益、4~6決算 (朝日・10面)

●ベンツが新クーペ (毎日・7面)

●MRJ初飛行また延期、三菱重、部品の輸入遅れ(東京・3面)

●米自動車、中国の次へ、東南アジア開拓、低価格で(日経・7面)

●ミニカなど65万台リコール(日経・38面)

ひとくちコメント

日本が遅れて参加したマレーシアで開かれたTPP(=環太平洋経済連携協定)の交渉会合が、全ての日程を終了。

鶴岡公二首席交渉官が「本格化する交渉に手応えを感じている」と発言。交渉はそれほど進んでおらず、日本で影響が懸念されている農産品などの関税の分野もまだまだこれからとみているようだ。

その農業の従事者の若者離れが懸念されている中で、ヤンマーは「カッコいい農業」をイメージしたトラクターのコンセプトモデルを発表したという。きょうの朝日などが取り上げているが、外観はスポーツカーを思わせ、エアコンの利いた運転席で音楽を聴きながら作業ができるという。

トラクターのデザイナーは、今年ヤンマーホールディングスの取締役に就任した奥山清行氏で、イタリアの高級スポーツカー、フェラーリのデザインを手がけてきたことで知られる。

「今回のアイデアを、3年をめどに実際のトラクターやコンバインに反映させる考え」(朝日)と伝えている。若者を取り込みたいとするトラクターメーカーの必死の努力は認めるが、「そこまでやるか」とむしろ危機感が伝わってくる。

《福田俊之》

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