NASA宇宙飛行士がボーイングCST-100宇宙船の機能を査定

宇宙 企業動向
国際宇宙ステーションにアプローチするCST-100
国際宇宙ステーションにアプローチするCST-100 全 2 枚 拡大写真

ボーイングは7月25日、NASAの宇宙飛行士が、初めてボーイングのCST(クルー・スペース・トランスポーテーション)‐100の通信や人間工学、乗組員のインターフェイスの様相について査定を行ったことを発表した。

セレナ・アウノンとランディ・ブレスニクの2人は、圧力のかかった飛行スーツを着用し、7月22日にNASAやボーイングの役員、メディアの見学を受けながら、ヒューストンで活動を行った。カプセルのインテリアは、タブレットのディスプレイや、ボーイングの商用航空機によって開拓された多彩なLED照明など使用している点が特徴だ。カプセルは溶接無しで製造が可能で、より優れた構造的整合性を与える。

これを受けて、NASA商用乗組員プログラムの次長であるキャシー・ルエダースは「我々は、ボーイングが見せる前進を非常に喜んでいる。創意に驚かされると共に、数年後にアメリカの宇宙飛行士達が、母国で作られたシステムに乗って打ち上げられる機会を持つことに自信を持っている」と語った。

ボーイングのCST-100とその打ち上げシステムは、NASAの商用乗組員統合能力(CCiCap)開発段階にある商用乗組員プログラムと共に、スペース・アクト協定の下で開発が行われている。

《河村兵衛》

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