【PCCJ 2013】近藤がSUGO2連勝を達成…第8戦

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ポルシェ カレラカップ ジャパン2013 第8戦
ポルシェ カレラカップ ジャパン2013 第8戦 全 6 枚 拡大写真

7月28日、PCCJ(ポルシェ カレラカップ ジャパン)の第7戦に続き、スポーツランドSUGOで第8戦ミシュランチャレンジ決勝レースが行われた。

レースウィークの金曜日からの天候はガラッと変わり、ときおり雲間が見えるものの、3日間の中でもっとも気温が上昇する1日となった。

スターティンググリッドは、第7戦決勝レース中のベストラップにより決定し、ゼッケン78番近藤翼をポールポジションに、フロントロー2番手にはゼッケン12番小河諒、その後ろがゼッケン14番川端伸太朗、ゼッケン10番川口正敬、ゼッケン19番永井宏明、ゼッケン32番飯田太陽と続いて行く。

路面温度も次第に高まっていく中、全15周のレースがスタートした。第7戦に続いて好スタートを決めたのは、ポールスタートの近藤。スタートでの逆転を狙っていた小河にとっては誤算だった。

「1コーナーまでに並んでいくつもりでしたが、思いのほか近藤選手のスタートがよかったです。でも、15周の間にチャンスはあるなと気持ちを切り替えました」。川端はややホイールスピンが多く、その隙に永井が1コーナーまでに前に出た。

その後方では数台が接触するアクシデントが発生。馬の背コーナーでも接触があり、チャンピオンクラスの飯田やゼッケン27番眞野壮一郎、ゼッケン21番高田匠らも巻き込まれていた。

1分26秒台中盤に入る速いラップタイムで逃げるトップの近藤に対し、それを必死に追いかける小河。後方では、トップ争いと同じように永井と川端がテール・ツー・ノーズの接戦を繰り広げて行く。

そんな中、6周目に川端がミス。3番手永井との差は約1秒まで開いた。

一方、8周目まで1秒以内の差だったトップ争いについても、9周目の馬の背コーナーで小河がブレーキングミス。こちらもその差が約1秒となった。

終盤、周回遅れのマシンが出たところでトップ2台はふたたび僅差まで接近し、小河が逆転を狙ってプレッシャーをかけて行く。

最終周には0.5秒差まで迫り、首位を走る近藤もワンミスすら許されない緊迫した状況となったが、なんとかトップでチェッカーを迎えた。「高速コーナーでアンダーステアが出て小河選手に詰められるところもありましたが、前半少し抑えぎみのペースでいったので、それがレース後半の余裕になりました」と語る。

2位には小河。3位には、久々の表彰台登壇となった永井が入った。「やっと若手3人の間に食い込めました。自力で抜いて、というのは初めてなのですごく嬉しいです」と話す。

一方のジェントルマンクラスでは、スタート直後の混乱を上手くすり抜けた星野が単独走行。安定したラップを刻み、クラス優勝を果たす。「初めての連勝です。スタート時のライン取りに迷いましたが、インに行ったことで混乱をすり抜けられました」。

さらに、ゼッケン2番田島剛、ゼッケン33番Ogino Tetsuoは、序盤からクラス2位争いを繰り広げる。

迎えた最終周の1コーナー、Oginoがブレーキングで田島に並びかけ、ついに前に出る。「悔しい。ミラーから消えたと思ったらもう横に並ばれていました」と田島。Oginoは「諦めないことが大事ですね」と答え、笑顔で表彰台に立った。

次戦のPCCJ第9戦は、スーパーGT第6戦のサポートレースとして9月7日(土)~8日(日)に富士スピードウェイで行なわれる。チャンピオン争いに王手がかかる可能性もある富士ラウンド。

シリーズクライマックスの鈴鹿F1ラウンドに向け、いよいよカウントダウンが始まる。

《根賀亮仁@DAYS》

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