投票日を迎えたカンボジアの国民総選挙速報によると、与党人民党が議席数を減少させた。
1993年に民主的選挙が始まって以来の結果で、全123議席のうち与党が68議席を獲得。これまでよりも22少ない議席数となり、残りの55議席を野党が追い上げる結果となっている。
7月28日午前7時から全国で開始された投票はおおむね平穏に執り行われたものの、与野党の久しい接戦ぶりに首都プノンペンやカンダール、プレイベンでは緊張状態が続いた。
今回の選挙で第1野党である救国党はかつてない議席数を獲得しているが、野党幹部たちは選挙の不正行為を指摘しており、開票結果よりも多くの票数を主張している。
また有権者リストから多数の名前がなくなったことが起因し、プノンペンのストゥンミエンチェイでは一部暴動騒ぎとなる場面もあった。