【PV JAPAN13】温泉や工場排水で発電、IHIの小型バイナリー発電装置

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IHIの小型バイナリー発電装置「ヒートリカバリー」
IHIの小型バイナリー発電装置「ヒートリカバリー」 全 2 枚 拡大写真

IHIは「PV JAPAN2013」に8月8日発売予定の小型バイナリー発電装置「ヒートリカバリー」を出展。すでに引き合いが殺到し、「このままでは生産が間に合わない」(同社関係者)と嬉しい悲鳴を上げている。

バイナリー発電とは、工場排水や温泉などの熱エネルギーを利用し、沸点の低い媒体を蒸発させてタービン発電機を作動させるもの。これまで未利用であったエネルギーを活用して発電できることから大きな期待を寄せられている。

同社の製品の特徴は、言うまでもなく20kWと小型であること。大きさも幅約2m、奥行約1.3m、高さ1.6mと従来あるものに比べて小さく、発電に必要な温水量が少なくてすむ。しかも、オーガニックランキンサイクル(ORC)という発電システムを採用することによって、70~95度の温水から発電が可能だという。

取り扱いも簡単で、すべての運転操作や内部状態の確認を操作パネルで行える。また、まとまった温水が排出される工場や温泉では、この装置を複数台設置し、温水を各装置に分散させて発電することもできる。

「特に全国の温泉からの問い合わせが多く、会社としてもこれに大きな期待を寄せています」と同社関係者は話す。価格は1000万円ほどで、今年度末までに20台以上の受注を目標にしているそうだが、この目標を軽くクリアするのは間違いないだろう。

《山田清志》

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