三菱自動車の黒井義博常務執行役員は7月30日に都内にある本社で開いた決算会見で新型軽乗用車『eKワゴン/eKカスタム』の累計受注台数が2万台を超えたことを明らかにした上で、「滑り出しとしては非常に順調にいっている」との見方を示した。
黒井常務は「7月28日時点での累計販売台数が1万3700台、累計受注は2万700台になっている。我々にとってなかなか軽の新車が出せなかった。そういう意味で今回の日産自動車との共同開発車に大変大きな期待をしており、その期待通りに進んでいる」と評価。
さらに「値段の高い類別が良く売れている傾向にある。当初の計画よりもかなり高くカスタムの比率がでているということもあるし、当初の狙いとしていた女性の方々に買って頂くという思惑も、ほぼ半分くらいが女性ユーザーということで、そのあたりも滑り出しとしては非常に順調にいっている。このペース、勢いを失わずに期末までいきたいと考えている」と述べた。