BASFなど、LNGタンカー向けのバソテクト製ブランケットを開発…液面揺動を抑制

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バソテクト製ブランケット
バソテクト製ブランケット 全 1 枚 拡大写真

BASFと韓国のサムスン重工業は、BASFが開発したメラミン樹脂発泡品「Basotect(バソテクト)」を用いた、新しいスロッシング(液面揺動)防止のソリューションを開発したと発表した。

LNG(液化天然ガス)タンカーは現在、空載または満載の状態でしか航行することができない。どちらかの状態でなければ、液化天然ガスのスロッシングにより、最悪の場合転覆に至る危険があるためだという。

バソテクトは連続気泡構造のメラミン樹脂発泡品で、優れた吸音性能と断熱性能、さらに難燃性と幅広い耐薬品性を備えるほか、摂氏マイナス200度以下の超低温環境下でも柔軟性を保持できるという特徴を持っている。

今回、BASFとサムスン重工業が開発したスロッシング防止ブランケットは、バソテクトの立方体でつくられた、カーペットのようなブランケットで構成。各立方体は一辺が1mで、バソテクトのブロック2個でできている。2個のブロックの間に一種の浮きである浮揚性の物体が置かれているため、バソテクトの立方体は液化天然ガスを最大限吸収した状態でも80%以上沈むことはないという。

摂氏マイナス162度を保つ必要があるLNGタンク内部にバソテクト製ブランケットを設置することで、タンカー内での収まりを良くし、波動活動を抑制。LNGタンカーは積載レベルを自由に設定できるようになり、経済面および環境面での改善が可能となる。

《纐纈敏也@DAYS》

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