ヘンケルジャパンは、瞬間的に凍結させるショックフリーズ効果により、錆や腐食で固着したボルト・ナットなどを取り外しやすくする潤滑剤「ロックタイト フリーズ&リリース」を日本に導入し、8月中旬に販売を開始する。
新製品は、マイナス43度のショックフリーズ効果で金属部分を瞬間的に凍結、収縮。収縮によって生じた錆の隙間に潤滑剤が浸透することで、固着していたボルト・ナットが取り外しやすくなる。さらに、一時防錆効果もあるため、外れたボルト・ナットは腐食に強くなり、表面はなめらかになる。
これまで、錆や腐食によりボルト・ナットが固着して取り外せなくなった場合は、熱するか、焼き切って取り外すという危険な作業が必要だった。中心部に向けてスプレーするだけの「ロックタイト フリーズ&リリース」は、労働環境の改善や作業効率の向上などを目的に開発されたという。
ヘンケルジャパンでは自動車、農業/建設機械、工業設備/機器、その他幅広い産業に向けて新製品の販売を展開していく。