【イクリプス AVN-ZX02i インプレ前編】軽自動車に異次元の9型大画面を装着、その使い心地は

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イクリプス AVN-ZX02i。フィッティングに違和感はない
イクリプス AVN-ZX02i。フィッティングに違和感はない 全 14 枚 拡大写真

軽自動車に異次元の大画面、でもすぐに見慣れる

ホンダ『N BOX』の運転席に座って最初に見た“ULTRA AVN”こと富士通テン・イクリプスの『AVN-ZX02i』の印象は「デカイ!」、その一言に尽きる。何を隠そう、9型モニターを備えたカーナビを軽乗用車に収めたのはこのAVN-ZX02iが初。それだけにその存在感は今までに見たこともない“異次元の大画面”をもたらしてくれたというわけだ。

【画像全14枚】

しかし、不思議なもので、このサイズ感を感じていたのは最初の数十分ほど。しばらく走っていると画面の大きさがもたらす見やすさから、ごく当たり前のサイズとして感じるようになる。つまり、ドライバーにとってはこれが標準となってしまい、一度、このサイズに慣れてしまうと、従来の7型モニターが小さく思えてしまうのだ。

N BOX専用キットはピアノブラック調の高品質な造りで、どこから見ても高級感を感じられるもの。後付け感も皆無で、その仕上がりだけを見れば、もはや“純正並み”と言っても差し支えないだろう。強いて言えば、試乗車はN BOXの標準車で内装色はベージュ。専用キットがピアノブラック調であるため、カラーリングでやや浮いた感じは若干ある。カスタム系のN BOXなら、内装色はブラックとなるのでより馴染んだ印象となるはずだ。

◆9型大画面でルートガイダンスもより分かりやすく

では肝心のカーナビとしての機能はどうか。AVN-ZX02iの大画面化は機能面でもしっかりとプラスにつながっている。まずナビ機能。9型モニターは7型と比べて面積比で約1.8倍もあり、見やすい表示となるのは当然。同時に地名や施設名もサイズアップされている。画面が大きい分だけ地図が大きく表示されるのは当たり前であるが、よく見ると表示エリアは標準的な7型より広い。つまり、AVN-ZX02iでは単にサイズアップして表示するのではなく、地図表示のトリミングまでも9型専用としているのだ。

見逃せないのは地図上のフォントは大/中/小の3段階から選ぶことができること。画面サイズが9型となったこともあり、これが「小」であっても地名は十分読み取れる。地名を小さく表示することで、相対的に地図情報が増えるわけで、この表示がもっとも9型のメリットを感じるところだ。その意味で、個人的には「小」表示での使用をオススメしたい。

ルートガイダンスのわかりやすさはイクリプスAVNの真骨頂でもある。なかでも、その一つとしてこれまでも高く評価されてきたのが「ハイパーレーンリスト」だ。分岐点の手前4つまでの交差点をリスト表示し、走行すべきレーンをガイドしてくれる機能で、これを利用することで安心度はまるで違う。初めての都会で広い道路を走ることになっても、ガイドに従うだけでスムーズに交差点を通過し、分岐できるようになるのだ。さらに複雑な交差点では、立体的なイラストを組み合わせてその情報を鮮明にとてもわかりやすく映し出す。7型モニターでは目をこらす必要もあったが、9型であるAVN-ZX02iが自然に目の中に入ってくる。これがイイ。

◆フリックやピンチイン/アウトといったスマホ流操作もキビキビ反応

ただ、これらの機能もナビの中枢であるエンジンがチープだったとしたら意味がない。イクリプス製カーナビは、これまでも使いやすい高性能を伝統としてきた。そこでAVN-ZX02iにはカーナビ用CPUとしてトップクラスの高性能を発揮する「アルティマ・エンジンNEO」を搭載。これが膨大なデータを巧みに処理し、快適な操作性はもちろん、ルート探索やマップ表示もスピードアップしている。

何せ、地図のフリック操作がスマホみたいに面白いようにスイスイとどこまでもスクロールしていく。ルート探索に至っては、東京~大阪間を対象としてもほぼ瞬時に結果を出す。この快適さを知ったらもう後には戻れないだろう。

《会田肇》

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