日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は8月5日、車載ヘッドライト、フォグランプや汎用エリア照明向けの高電力LEDドライバ「TPS92690」を発表した。
新製品は、設計時にシステムを最適化する際に自由度を向上する多数の機能を内蔵。例えば、調整可能なスイッチング周波数(最大2MHz)と電流検出スレッショルドにより、LED駆動回路を最適化し、サイズ低減、効率向上のほか、サイズと効率の最適バランスを実現する。
さらに、独立したPWM(パルス幅変調)と一般的な調光制御方式のアナログ入力インターフェイスにより、LED電流の調整あるいは過熱フォールドバック機能の実装が可能。内蔵の発振回路によりコンバータのスイッチング周波数を設定できるほか、外部クロックにより他のコンバータとのスイッチング周波数の同期化も可能になる。また、ローサイド電流検出回路により、LED負荷への1本の配線による接続を維持しながら、低EMIトポロジ設計を実現する。
パッケージは16ピン、1000個受注時の単価(参考価格)は1.45ドル(約143円)。