【新聞ウォッチ】ガソリン160円突破、低燃費車も焼け石に水

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給油所のガソリン小売価格推移(資源エネルギー庁の発表をもとにレスポンス編集部でグラフ作成)
給油所のガソリン小売価格推移(資源エネルギー庁の発表をもとにレスポンス編集部でグラフ作成) 全 3 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年8月8日付

●ボーナス円安で明暗、中小企業は依然厳しく (読売・8面)

●ホンダが新工場、ブラジルに建設 (読売・8面)

●ガソリン160円超す、4年10か月振り、円安影響 (朝日・1面)

●TPP並行協議スタート、自動車・非関税措置が焦点 (読売・10面)

●研究開発費24%が二桁増トップは車燃料電池に力、今年度本社調査 (日経・1面)

●富士重、営業益2500億円、今期1ドル98円前後で上振れ (日経・17面)

ひとくちコメント

レギュラーガソリンの全国平均の小売価格が1リットル当たり160.1円となり,160円を超えるのは2008年10月14日以来、4年10か月ぶりの高値水準となったという。

円安による輸入価格の上昇で、石油元売り各社の卸価格が引き上げられたほか、お盆休みによる帰省やドライブ旅行のピークを控えて、需要が高まっていることなどから5週続けて値上がりしている。

石油情報センターが8月5日時点の調査結果で明らかになったもので、きょうの各紙が「ガソリン160円突破」などと衝撃的な見出しで取り上げている。中でも1面で報じた毎日は、「レギュラー172円」を示す都心のガソリンスタンドの価格表示板のカラー写真を掲載している。

では、この先の価格はどうなるのか。毎日によると、「中東ドバイの原油相場がやや下がっており、来週以降は小幅な値上がりか、横ばいにとどまるのではないか」と伝えている。

33km/リットルとか36.4km/リットルなどとハイブリッド車を中心に低燃費車の開発も盛んだが、その半面、ガソリン価格が上昇しては焼け石に水。立秋とともにやってきた残暑とともに、ドライバーは身体も財布の中身も極度の疲労が続くことになりそうだ。

《福田俊之》

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