ホンダは、水冷4ストロークエンジン搭載の市販モトクロッサー『CRF250R』をフルモデルチェンジした。また『CRF450R』の仕様の一部変更し、2014年型モデルとして9月20日に受注期間限定で発売する。
CRF250Rは、開発コンセプトを「The Peak of Athlete(アスリートの極致)」と定め、さまざまな走行シーンで自由に操ることができるモトクロスマシンを目指した。
車体には、新設計のアルミツインチューブフレームとスイングアームを採用。エンジンは、新形状のピストンを採用するなど、圧縮比を従来モデルの13.2から13.5に高め、さらに力強い出力特性とした。また、消音効果とマスの集中化に寄与するショートタイプのデュアルマフラーを採用し、総合性能を向上させた。
スタイリングは、CRF450Rのデザインを継承し、躍動感にあふれたシャープなイメージとした。また、シュラウドやサイドカバー、シートを滑らかに連続させながらフラッシュサーフェス化を図り、ライダーのスムーズなライディングをサポートする形状とした。
CRF450Rは、フロントサスペンションとリアクッションの減衰力特性を変更することで、走行性能の向上を図ったほか、シリンダーヘッドの吸排気ポートの形状変更によって、スロットルの低開度領域と高回転領域それぞれの出力を向上させた。
価格はCRF250Rが73万5000円、CRF450Rが87万1500円。