ルーカス・オイル・プロ・モトクロスは、ニューヨークのユナディラMXで行われた250クラスのレースで、ゲイコ・ホンダのイライ・トマックが第1、第2モトのスタートでは及ばなかったものの、その後の圧倒的な追い上げで完全勝利を手中にしたことを公表した。
250クラスの第1モトではトマックのチームメートであるウィル・ハーンがホールショットを獲得するが、その後マイプラッシュ/メタル・マリシャ/スターレーシング/ヤマハのジェレミー・マーティンにリードを奪われ、ハーンはレッドブル・KTMのケン・ロクゼンと2番手争いをすることとなる。
しかし後方から猛烈な勢いで追い上げて来たトマックはリードを奪うと、他のライダーからラップごとにリードを広げ、レースの終盤は2位との差をコントロールすることに専念できた。マーティンは2位でフィニッシュし、3位にはゲイコ・ホンダのザック・オズボーンが入賞することとなった。
第2モトのホールショットを奪ったのはモンスター・エナジー/プロ・サーキット/カワサキのマーティン・ダバロスだったが、ロクゼンがすぐにリードを奪う展開となった。しかしこのレースでもトマックは後方からの追い上げを見せてロクゼンを交わすと、そのままトップでフィニッシュする結果となった。2位にはロクゼン、そして3位にはジェレミー・マーティンが入賞することとなった。
なお、プロ・モトクロスの第11戦は8月24日に、ユタ州トゥーイルにてビルト・フォード・タフ・ユタ・ナショナルが行われる予定である。
ビルト・フォード・タフ・ユナディラ・ナショナルの250クラス総合結果
1. イライ・トマック(1-1)
2. ジェレミー・マーティン(2-3)
3. ケン・ロクゼン(5-2)
4. ザック・オズボーン(3-6)
5. ブレイク・バゲット(4-5)
6. ジャスティン・ボーグル(10-4)
7. ウィル・ハーン(6-8)
8. マーヴィン・ムスキン(8-9)
9. コール・シーリー(9-10)
10. マーティン・ダバロス(13-7)
()内は(第1モト順位‐第2モト順位)
250クラス・ポイント・スタンディング
1. イライ・トマック(455)
2. ケン・ロクゼン(416)
3. マーヴィン・ムスキン(359)
4. ブレイク・バゲット(329)
5. ザック・オズボーン(296)
6. ジェレミー・マーティン(249)
7. ジェイソン・アンダーソン(248)
8. ジャスティン・ボーグル(238)
9. カイル・カニンガム(204)
10. コール・シーリー(192)