7月のインド新車販売、10%減…8か月連続のマイナス
自動車 ビジネス
海外マーケット

24万1540台のうち、乗用車は18万6239台。前年同月比は8.3%減と、8か月連続のマイナス。商用車は5万5301台を売り上げ、前年同月比は14.9%減と、3か月連続の前年実績割れ。
メーカー別では、インド市場で3割を超えるトップシェアを握るスズキのインド子会社、マルチスズキが7月、インド国内で7万5145台を販売。前年同月比は5.8%増と、3か月ぶりに前年実績を上回った。これは、前年に主力工場で暴動が起き、生産を停止した反動。
車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A-スター』などが、合計で6万3040台を販売。前年同月比は10.9%増で、3か月ぶりに前年実績を上回る。2012年2月に発売したスイフトの4ドアセダン、『DZire』は1万5249台を売り上げ、前年同月比は33.6%増と、3か月ぶりのプラス。
また、SUVやMPVなど、Bセグメントでは、2012年4月に発売した新型コンパクトMPV、『エルティガ』が失速。Bセグメント合計で7月は4562台にとどまり、前年同月比は37.5%減と、4か月連続で前年実績を割り込んでいる。
《森脇稔》