7月の日本のEV米国販売、日産 リーフ は4.7倍の大幅増

エコカー EV
日産 リーフ の2013年モデル
日産 リーフ の2013年モデル 全 4 枚 拡大写真

日産『リーフ』、三菱『i-MiEV』、ホンダ『フィットEV』、トヨタ『RAV4 EV』。この4台の日本製EVについて、7月の米国販売実績がまとまった。

これは北米日産、三菱モータースノースアメリカ、アメリカンホンダ、米国トヨタ販売の各社が明らかにしたもの。北米日産の発表によると、7月のリーフの米国販売台数は1864台。前年実績に対して4.7倍と、6か月連続で前年実績を上回る。

リーフの7月販売が大きく増えたのは、デビュー以来、初の大幅改良を施した2013年モデル投入の効果。また2013年モデルから、米国向けのリーフは、日本からの輸入を米国現地生産に切り替えた。これにより、価格の引き下げを実現したのも、販売増に効果をもたらした。

三菱i-MiEVの7月米国販売実績は46台。前年同月比は39.4%増と4か月連続で増加した。i-MiEVは現地では2012年1月に発売。同車の米国販売は2012年6月以降、月30台レベルで推移してきた。しかし、11月42台、12月77台と増加しており、2013年1月は257台、2月337台と、一挙に販売が増加。ただし3月は、リチウムイオンバッテリーの不具合による出荷停止の影響で、31台にとどまっていた。その後、4月は127台、5月は91台、6月は39台を販売。

ホンダのフィットEVは7月、63台を販売。同車は2013年1月が8台、2月が15台、3月が23台と、4月が22台、5月が15台、6月が15台を販売したに過ぎない。これは、販売エリアが当初、カリフォルニア州とオレゴン州の2州に限定されていたため。しかし、ホンダは2013年2月、東海岸5州に販売エリアを拡大すると発表。さらに5月には、リース価格も大幅に引き下げた。これを受けて、6月の販売台数は208台へと大幅に増加していた。

トヨタのRAV4 EVは7月、109台を販売。同車は2013年1月に25台、2月に52台、3月に133台、4月に70台を販売。5月と6月は84台、7月は109台と再び販売を盛り返した形。同車は2012年9月、米国市場に投入されたが、累計で709台を販売している。

《森脇稔》

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