7月米PHV販売、ボルト がプリウス を8か月連続で抑える…プリウスは18.7%増と回復

エコカー ハイブリッド
シボレー・ボルト
シボレー・ボルト 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車が2012年春、米国での納車を開始した『プリウスPHV』。一方、GMが2010年末に発売したプラグインハイブリッド車(PHV)、シボレー『ボルト』。両車の米国における、2013年7月の販売結果が出そろっている。

これは、両社が公表した7月の米国新車販売のデータから明らかになったもの。それによると、ボルトの7月の販売実績は1788台。前年同月比は3.3%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。

ボルトは2012年春以降、5月1680台、6月1760台、7月1849台、8月2831台、9月2851台、10月2961台と、右肩上がりの販売を維持。しかし、2012年11月は1519台と落ち込み、12月は2633台と回復。2013年1月は、前年同月比89%増の1140台と大きく伸びた。2月も59%増の1626台と大幅増を維持。それから一転、3月は35.4%減の1478台、4月は10.6%減の1306台、5月は4.3%減の1607台と、3か月連続で落ち込んでいた。そして6月は53.3%の大幅増で、4か月ぶりに回復。7月の落ち込みは、2014年モデルの発売を控えていたためと推測できる。

対するプリウスPHVの7月販売台数は、817台。前年同月比は18.7%増で、5か月ぶりの前年実績超え。同車の米国販売は、2012年5月に1086台と増え、6月は695台、7月は688台と減少。8月は1047台、9月は1652台、10月は1889台、11月は1766台と、回復傾向を示していた。しかし、12月には1361台と減少し、2013年1月は874台、2月は693台と失速。3月実績は、前年同月比11.8%減の786台、4月は63.8%減の599台、5月は37.6%減の678台、6月は16%減の584台にとどまっていた。

この結果、ボルトがプリウスPHVの販売台数を8か月連続で上回った。しかし、前年同月比で見ると、勢いがあるのはプリウスPHV。プリウスPHVは、2012年4月から2013年7月累計で、米国で1万7781台を登録している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る