マレーシア野党DAP、党役員選挙のやり直しを決定

エマージング・マーケット 東南アジア

先の総選挙で野党第一党に躍進した民主行動党(DAP)は、団体登録局(ROS)の勧告を受け入れる形で昨年12月に行われた中央執行委員会(CEC)役員選挙をやり直すことを決めた。8月16日、英字紙の「ザ・スター」が報じた。

14日に行われた緊急のCEC会議で決定した。22日にも再びミーティングを行ない、出直し選挙の準備について話し合う予定。カーパル・シン党首は声明の中で、団体登録の抹消という最悪の事態を避けるための苦渋の決断だったと説明。ただしROSに対しては引き続きCEC選挙やり直し勧告の理由について詳細を提示することを求めるとした。出直し選挙については10週以内の実施を目指すとしており、10月末から11月初めになる見通しだとしている。

ROSからDAPへの勧告文書は4月17日に送られていたが、DAPはCEC選挙やり直しの理由が明確でないとして勧告を無視。ROSは7月30日に再び勧告文書を再送していたが、DAPはこれも無視し続けていた。

ROSがCEC選挙が正しく行われなかった理由として指摘していたのは、(1)党員753人がCEC選挙が行われた代表大会への出席を拒まれたこと(2)開票作業に問題があったとして、最終的な選挙結果で反主流派のビンセント・ウー氏が6位から26位に下げられ、マレー人のザイリル・アブドラ氏が反対に39位から20位に上げられたこと--の2点。CEC選挙後に選挙結果に不満をもつ反主流派が、ROSに選挙無効を訴えていた。

伊藤 祐介

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